~ 高額医療 ~ 保険に加入して受けられるもの
日本の保険制度は、国民全員が保険に加入することを義務付けています。
では保険に加入することでどのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、保険によってどのような給付が受けられるのか見てみましょう。
私達が病院にかかると、診察や治療を受けたり、薬がもらえたりします。
これを『療養の給付』といいます。
これは、保険に入っていることで、医療費にかかる負担額が決められた負担のみでいい時の事をいいます。
いわゆる保険適用の分のことです。
この際、自己負担額が高額になった場合に、『高額医療』を受けることができます。
自己負担の限度額は、所録によって決められており、この限度額を超えた分を高額医療として還付されます。
高額医療を受けられない時は、出産や美容整形などの自費扱いの行為です。
ただし、帝王切開のように手術行為が行われた場合は、高額医療が受けられます。
また、入院した時の食事代として『入院時食事療養費』、病気や怪我で会社を休んだ時は『傷病手当金』、出産した時は『出産育児一時金』などが受けられます。
該当している人には、保険者(社会保険事務所や自治体)から、還付の通知が来るところもあるようです。
しかし、自分で申請をしないともらえないところもありますので、該当しそうな時は、よく調べてみると良いでしょう。
会社勤めの方は、会社に聞いてもいいですね。
せっかく、保険料を支払っているのですから、確実に受け取れるようにしたいものです。
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医療費が年々増加していく傾向が問題になっていますね。
そんななか、医療費の負担が軽くなる制度があるのはご存じでしょうか?
なかでも一番身近なものは「医療保険制度」でしょう。
皆さんご存じ、「国民健康保険」や「社会健康保険」に加入している人ならば(70歳未満の一般人)、医療費が3割負担で済む・・・という制度です。
病院で保険証を提示することで、病院が請求を行える仕組みです。
また「医療費助成制度」というものもあります。
よく知られているものでは「乳幼児医療費助成制度」「子ども医療費助成制度」「老人医療費助成制度」などがあります。
「子ども医療費助成制度」は子供が病院にかかった時に、自治体が医療費を全額負担するというものです。
各自治体によって、適用される年齢はさまざまです。
なかには中学生まで助成してもらえる自治体もあるようです。
70歳以上の方が、所得に応じて1割か3割負担で良いのは、この制度が適用されているからです。
しかし当然、これらの助成を受けるには、健康保険に加入していることが前提となります。
他にもさまざまな制度があります。
しかし「高額医療」という制度は意外とあまり知られていないようですね。
正確には「高額療養費制度」と言い、1ヶ月内に一つの診療科でかかった医療費が基準を超えた場合に、保険組合から超過分を払い戻してくれるというありがたい制度です。
払い戻しの金額は”70歳未満か以上か”や”個々の収入”によっても基準が異なるので一概には言えません。
医療費の自己負担額が高額になった場合は、ぜひこの高額医療の制度を利用する事をお勧めします。
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